PASSAGE by ALL REVIEWS
神田神保町に2022年3月に開業したシェア型書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」は、月額料金で本棚を借りた個人や法人が自分の選書を販売できる仕組みを採用しています。公式サイトによると「4店舗合計1000棚以上に多彩な棚主が入居中」とされ、棚の管理や在庫確認はオンラインで行えるとされています。
この事例の特徴は、書店を単なる販売拠点ではなく、複数の選書主体が共存する「分散型書店」に再設計している点です。棚単位で参加できる仕組みにより、作家・評論家・一般読者など多様な主体が書店運営に関与できる構造が形成されています。
SeaGraphの視点では、このモデルは固定費の高い書店ビジネスを分散型収益に転換した点で優れていると考えられます。さらに、ICTによる棚管理やオンライン販売を組み合わせることで、他地域の小規模書店にも展開可能なプラットフォーム型書店モデルへ発展する可能性があります。
今後は、棚貸しシステムの外部提供やフランチャイズ化など、既存書店の経営支援モデルとしての拡張が注目されています。また、棚主コミュニティを基盤としたイベントや出版活動など、文化的ネットワークの広がりも期待されています。
出典:PASSAGE by ALL REVIEWS 公式サイト
https://passage.allreviews.jp/