石見麦酒
「石見麦酒」は、島根県江津市のJR波子駅の無人駅舎を改装したクラフトビール醸造所です。江の川の恵みをいっぱいに受けた米や日本海の潮風に耐えた柚子などの農産物を最大限に活かしたクラフトビールを製造しています。
本事例は、特殊なポリ袋を用いて発酵を行う独自の醸造技術により、初期投資を抑えて多品種の酒造りを実現している点が特徴的です。さらに、無人駅を工場として再生させ、近隣の耕作放棄地で羊を飼育して麦芽粕を処理するなど、循環型の地域開発を行っています。
SeaGraphの視点では、遊休インフラの活用と低コストな独自技術の組み合わせが、他地域のモデルとして優れていると考えられます。この技術の国内外への輸出や農業連携など、高い技術拡張性と社会的インパクトを持つと考えられます。
今後は、醸造過程で生じる副産物を活用した環境循環型モデルのさらなる発展に注目が集まるでしょう。また、この地域密着型で低コストな小規模事業の形態が、過疎地域の課題解決策として他地域へ波及していくことが期待されると考えられます。
出典:石見麦酒 公式サイト
http://www.iwami-bakushu.com