帯モール
島田市では、市役所南側のイベント広場「帯モール」、庁舎南側の「帯テラス」、庁舎南東側の「桜見デッキ」を貸し出しており、出店やイベント会場として利用できる仕組みを整備しています。利用者は使用日の14日前までに申請を行い、1区画または車両1台につき1日550円の使用料となっています。
本事例は、市役所敷地内の空間を行政施設として閉じるのではなく、市民や事業者が活用できる公共空間として位置付けている点が特徴的です。特に、複数区画の同時利用やキッチンカーの出店にも対応し、行政施設と周辺施設をつなぐ交流拠点として運用することで、日常的なにぎわい創出と民間活動の受け皿を両立しています。
SeaGraphの視点では、この取り組みは公共施設の「管理」から「活用」への転換を示す事例であると考えられます。全国でも庁舎前広場の活用事例は増えていますが、利用ルールや料金体系を明確化し、キッチンカーやマルシェなど多様な主体の参入を促している点は特筆すべき点であると考えられます。また、行政資産を地域経済やコミュニティ形成の基盤として活用するモデルとして、他自治体への応用可能性も高いと考えられます。
今後は、帯モール等で実施されるイベントの継続的な開催状況や利用件数の推移、周辺商店街や公共施設との連携効果に注目が集まるでしょう。また、公共空間活用による交流人口の増加や地域事業者の出店機会創出など、地域活性化への具体的な成果がどのように現れるかについても重要な観点となりそうです。
出典:島田市 公式サイト
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/gyosei-docs/851558674.html