うえむくとうわむくプロジェクト
「うえむくとうわむくプロジェクト」は、電通名鉄コミュニケーションズと名古屋鉄道が展開する、鉄道車内の中吊り広告を活用したプロジェクトです。第1弾では廃棄予定の花を活用した「MORE FLOWER」、第2弾では忘れ物のビニール傘を活用した「GHOSTrain」を実施し、社会課題への関心喚起を図っています。
本事例は、既存の広告媒体を単なる情報発信の場としてではなく、社会課題を可視化し、市民参加を促すコミュニケーションの場へと再設計した点が特徴的です。広告枠そのものに新たな役割を持たせることで、公共空間と社会課題を結び付ける仕組みを構築しています。
SeaGraphの視点では、本事例は社会課題解決と広告価値向上を同時に実現しようとする点が先進的な取り組みであると考えられます。他地域でも未利用資源や地域課題と交通インフラを組み合わせる応用が可能であり、広告の効果指標を販促から社会的価値創出へ拡張するモデルになると考えられます。
今後は、継続的なプロジェクト展開によって利用者の行動変容や社会課題への理解がどの程度促進されるかという点に注目が集まるでしょう。また、鉄道広告以外の公共空間への展開や、地域事業者・自治体との連携拡大による波及効果も期待されると考えられます。
出典:うえむくとうわむくプロジェクト 公式サイト
https://www.dm-c.co.jp/dmc_m/