「HAB@(ハブアット)」まちのとまり木。商業施設を街のハブへ再定義する拠点づくり@熊本県熊本市

 

HAB@(ハブアット)

株式会社パルコが熊本市中心部に開業した「HAB@(ハブアット)」は、従来の「パルコ」ブランドとは異なる新しい業態の商業施設です。ファッションだけでなく、地元熊本の飲食店やライフスタイル雑貨、飲食・ライフスタイル・地域性を取り入れた複合的なテナント構成とし、「街のハブ(拠点)となる場所」をコンセプトに、地域住民が日常的に集い、遊べる空間を提供しています。

本事例は、モノを売るだけの「消費の場」から、人が交差する「コミュニティの場」へと大型商業施設の役割を明確にシフトさせている点が特徴的です。地元で人気の飲食店などローカルプレイヤーを積極的にテナントとして誘致することで、施設自体が街のカルチャーを編集・発信するメディアとして機能しています。

SeaGraphの視点では、オンラインショッピングの普及によりリアル店舗の価値が問われる中、都市のへそに「わざわざ行く理由」を創出する現代的戦略であると考えられます。画一的な全国チェーン中心の構成を脱却し、ローカル経済の循環を促すプラットフォームとして高いポテンシャルを持つと考えられます。

今後は、施設内のオープンスペースを活用した地域イベントの定期開催や、周辺の商店街との回遊性を高めるエリアマネジメントの核として、どのように街全体の賑わいを牽引していくかという点が注目されます。

 


 

出典:HAB@ 公式サイト
https://hab-at.parco.jp