サカナグミ
「サカナグミ」は、福岡市の長浜鮮魚市場を舞台に活動するプロジェクトです。市場で働く仲卸業者や料理人が直接講師となり、旬の地魚を使った魚のおろし方教室や料理セミナーを毎月開催しています。また、自宅で手軽に美味しい魚を楽しめるよう、市場直送の刺身セットや、漁師おまかせの干物セットなどのオンライン販売も展開しています。
本事例の特徴は、一般消費者が普段立ち入ることの少ない「鮮魚市場のリアルな現場」を学びの場として開放している点です。切り身の魚を買うのが当たり前になった現代において、魚をさばく技術と知識を直接伝授することで、家庭における魚料理のハードルを根本から下げています。
SeaGraphの視点では、魚食離れという水産業界全体の課題に対し、知識の啓発だけでなく「技術の移転」と「美味しい体験」をセットで提供できる事例であると考えられます。生産・流通の現場と消費者をダイレクトに結びつけることで、魚の価値を再発見させ、持続可能なローカルサプライチェーンの構築に寄与しています。
今後は、教室で技術を学んだ参加者がオンライン通販のリピーターとなるような「体験と物販の循環エコシステム」のさらなる強化や、子ども向けの海洋教育(食育)プログラムの拡充が期待されます。
出典:サカナグミ 公式サイト
https://www.sakanagumi.net