銭湯「菊の湯」
松本駅から徒歩約10分の銭湯「菊の湯」は、2020年にブックカフェ「栞日」を運営する事業者が再生に関わりリニューアルした施設です。ジェットバスや寝風呂などの浴槽を備え、2階には畳の休憩スペースが設けられています。地域住民や来訪者の交流の場として利用されています。
この事例の特徴は、地方都市で減少する銭湯を単なる入浴施設としてではなく、文化的な交流拠点として再編集している点にあります。既存の番台や銭湯文化を残しながら、書籍やグッズ販売などを組み合わせることで、世代横断型の地域コミュニティ空間として機能させています。
SeaGraphの視点では、生活文化施設を維持しつつクリエイティブ事業者が運営を担うモデルとして注目されます。既存インフラを活かした都市文化の再生手法であり、銭湯・市場・公共施設などの再生プロジェクトへ拡張可能な都市再生モデルであると考えられます。
今後は、銭湯文化を軸にしたイベントや地域コンテンツの発信、観光客と地元住民が混在するコミュニティ形成がどのように発展するかという点が注目されています。地方都市の生活文化を保存しながら新しい来訪動機を生む事例として、他地域での応用可能性も期待されています。
出典:菊の湯 公式HP
https://sioribi.jp/about/?id=kikunoyu