こうちこどもファンド
高知市が実施する「こうちこどもファンド」は、こどもによるまちづくり活動を支援する助成制度です。18歳以下のこども3人以上と大人のサポーターで構成される団体を対象に、活動内容に応じて助成を行っています。また、助成先の審査にはこども自身が参加する仕組みが採用されています。
本事例は、活動の実施者だけでなく審査者にもこどもが参画する点が特徴的です。行政が資金提供を行いながらも、企画立案から審査、実践までのプロセスにこどもの意思決定を組み込むことで、地域課題への主体的な関与を促す仕組みとして設計されています。
SeaGraphの視点では、本事例は単なる青少年活動支援制度ではなく、市民参加型ガバナンスの裾野をこども世代まで広げている点が優れていると考えられます。特に、助成対象の選定をこども自身が担う仕組みは全国的にも先進的であり、若年層の地域参画や主権者教育を推進したい自治体にとって応用可能性の高いモデルといえると考えられます。
今後は、助成を受けたこどもたちが地域活動の担い手として継続的に活躍するかどうかという点に注目が集まるでしょう。また、寄附による基金運営や市民・企業との連携がどのように広がり、持続的な支援基盤を形成していくかも重要な観点となりそうです。
出典:高知市 公式サイト
https://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/21/kochi-kodomofund.html