KUTSUROGIBA(くつろぎば)
「KUTSUROGIBA(くつろぎば)」は、そごう千葉店と千葉市が連携し、千葉駅近くのセンシティタワー周辺の空地を活用して定期的に開催している空間創造プロジェクトです。人工芝やアウトドアファニチャーを設置し、地元の飲食店による屋台、地元アーティストの音楽ライブ、絵本の読み聞かせなど、季節ごとにテーマを変えた「都市のくつろぎ空間」を創出しています。
本事例は、単なる商業施設の集客イベントではなく、行政(千葉市都市局)と百貨店がタッグを組み、普段はただ通り過ぎるだけの「無機質なビルの公開空地」を、市民が滞在・交流できる「豊かなパブリックスペース」へと一時的に転換(タクティカル・アーバニズム)している点が特徴的です。
SeaGraphの視点では、モノを売るだけではなく「心地よい居場所」を提供することで街への愛着を育む、現代的なエリアマネジメントの事例であると考えられます。特に、百貨店が自社の敷地内に留まらず、学生や地元店舗などの地域のプレイヤーを巻き込んで街の価値を底上げする「プレイスメイキング」を牽引している点が優れていると考えられます。
今後は、こうした社会実験的なイベントが日常の風景として定着し、周辺の歩道や他ビルの公開空地へと「面的な賑わいの連鎖」を生み出していくことが期待されるでしょう。
出典:千葉市 KUTSUROGIBA 公式サイト
https://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/machizukuri/kutsurogiba20250524-25.html