「ISHINOMAKI2.0」震災復興から始まった市民主導のまちづくりプラットフォーム@宮城県石巻市

 

ISHINOMAKI2.0

一般社団法人ISHINOMAKI2.0は、2011年の東日本大震災を契機に設立されたまちづくり団体です。「世界で一番面白い街を作ろう。石巻を震災前(1.0)に戻すのではなく、新しい街(2.0)へアップデートする」を理念に掲げ、シェアオフィス「IRORI石巻」の運営、空き家リノベーション、出版、イベント企画など、多岐にわたるプロジェクトを展開し、多様な人々が交差する場を創出し続けています。

本事例の特徴は、行政主導のトップダウンな復興ではなく、地元住民と外部のクリエイターやボランティアがフラットに協働する「オープンソース型のまちづくり」を確立した点です。震災という未曾有の危機を、新しいアイデアを実践する巨大なテストベッド(実験場)へと転換させています。

SeaGraphの視点では、今日の日本における「関係人口」や「シビックテック(市民参加型の課題解決)」といった概念を牽引してきたパイオニアであり、その社会的インパクトは計り知れません。10年以上の活動を経て、単なる復興支援プロジェクトから、持続可能なローカルエコノミーの自立モデルへと見事に進化を遂げています。

今後は、立ち上げ世代から次世代への事業継承(世代交代)や、行政の補助に依存しない完全な民間ビジネスとしての収益基盤のさらなる強化が、他の地域団体にとっても重要なベンチマークとなるでしょう。

 

 


 

出典:ISHINOMAKI2.0 公式サイト
https://ishinomaki2.com/