仲間と泊まる学校さんむ西小
株式会社マイナビが運営する、千葉県山武市の旧山武西小学校をリノベーションした団体宿泊施設「仲間と泊まる学校 さんむ西小」が、2026年3月に開業しました。旧校舎の教室を宿泊空間に改装し、最大114名が宿泊可能です。施設には体育館やグラウンドもあり、学生の合宿・企業研修・グループ旅行などの利用に対応しています。食事は給食スタイルやバーベキュー等のプランがあり、地域住民の交流の場としての利用も想定されています。
本事例の特徴は、少子化によって生じた廃校という地域の遊休資産を、合宿や企業研修といった団体需要に特化した活動拠点へと見事に転換している点です。既存の学校インフラを最大限に活かしつつ、非日常的な空間体験と実用的な設備を融合させた合理的な空間再生モデルとして機能しています。
SeaGraphの視点では、先行する長南町の施設で培った運営ノウハウを横展開した非常に優れたビジネスモデルであると考えられます。学校建築特有の郷愁というソフト価値と、大規模な集客が可能なハード価値を両立させており、全国の自治体が抱える廃校問題に対する持続可能な解決策として大きな社会的インパクトを持っています。
今後は、単なる団体向けの宿泊施設としての利用にとどまらず、映像作品の撮影ロケ地や地域住民との交流拠点としての多角的な活用がどこまで広がるかという点が注目されるでしょう。周辺の自然環境や地域資源と連携した独自のプログラムが開発されることで、地域経済へのさらなる波及効果を生み出すことが期待されます。
出典:仲間と泊まる学校 さんむ西小 公式サイト
https://sammu-nishisho.mynavi.jp