newme(ニューミー)
アバターロボットである「newme(ニューミー)」を活用した遠隔サポートを、ANAとavatarinが開始します。関西空港を拠点に、複数の地方空港に設置したnewmeを通じて問い合わせに対応します。羽田空港で約2.5万件の接客データを検証し、解決率98.4%を確認しています。
本事例は、空港ごとにスタッフを常時配置するのではなく、遠隔地にいるスタッフが複数の空港を横断して接客する体制を構築した点が特徴的です。ロボットを単独で導入するのではなく、遠隔対応する人材とデジタル技術を組み合わせることで、人的資源を拠点間で共有する仕組みになっています。
SeaGraphの視点では、人口減少や人手不足によってサービス維持が難しくなる地方空港に対し、施設ごとの人員配置を前提としない運営モデルを提示している点に価値があると考えられます。特に複数拠点を一つの遠隔対応拠点から支える仕組みは、交通や公共サービスなどにも応用できる可能性があると考えられます。
今後は、地方空港で実際にどの程度の問い合わせを遠隔対応できるのか、利用者の満足度や現場スタッフの業務負担がどう変化するのかという点に注目が集まるでしょう。また、地方空港で蓄積される問い合わせデータを分析することで、地域ごとの利用者ニーズを把握し、サービス改善につなげられるかも注視されると考えられます。
出典:ANAホールディングス プレスリリース
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202608/20260821.html