テトラ・リカルト
「テトラ・リカルト」は、スイスの企業であるテトラパックが販売する紙容器です。スペインの水産食品メーカーJealsa社と協業して開発しており、レトルト殺菌製造法に耐えうる、常温保存可能なツナ製品向け紙容器となっています。
本事例は、従来の缶が中心だった常温保存ツナ製品に、紙容器という異なる包装形式を導入した点が特徴的です。包装材料の変更だけでなく、食品メーカーの製造技術と包装技術を組み合わせ、複数のツナ製品への展開を想定しています。
SeaGraphの視点では、既存市場そのものを否定するのではなく、包装という周辺領域から商品カテゴリーの選択肢を広げている点に可能性があると考えられます。水産物の地域ブランド化においても、容器を含めて商品価値を設計する考え方は応用できると考えられます。
今後は、紙容器を採用したツナ製品が世界各地の食品メーカーやブランドへどのように展開されるのかという点に注目が集まるでしょう。また、常温保存ツナ市場の成長が見込まれる中で、缶とは異なる包装形式が消費者や小売市場にどの程度定着するのかという点も注視されると考えられます。
出典:日本テトラパック プレスリリース
https://www.tetrapak.com/ja-jp/about-tetra-pak/news-and-events/newsarchive/tetra-pak-first-paper-based-tuna-packaging