「バスの貨客混載事業」空席に荷物。運賃収入増加を目指す物流実証事例@広島県廿日市市

 

バスの貨客混載事業

広島県廿日市市は、中山間地域を運行する路線バス「吉和さくらバス」にて貨客混載の実証運行を実施しています。乗客の少ない時間帯のバスの空席を利用し、食料品や日用品などの小口荷物を座席に載せて目的地まで配送する取り組みとなっています。

本事例は、地域の足である既存の公共交通インフラを物流ネットワークとして兼用する点が特徴的です。これにより、過疎地における路線維持のための収益確保と、ドライバー不足による物流課題の解消を同時に目指しています。

SeaGraphの視点では、人口減少により維持が困難な地方交通において、新たな収益源を確保しつつ、住民の生活利便性を高める施策であると考えられます。全国の過疎地が抱えるラストワンマイルの配送課題の解決策として広く応用が可能です。

今後は、実証実験を通じた積み下ろし作業の効率化や、本格導入に向けた事業採算性の確保が今後の焦点となるでしょう。また、このサービスを通じた地域住民間の交流促進や、環境負荷の低減効果にも注目が集まると考えられます。

 


 

出典:廿日市市 公式サイト
https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/uploaded/attachment/86702.pdf