「焼津PORTERS(ポインターズ)」役割を終えた漁港施設を次世代の交流拠点へ@静岡県焼津市

 

焼津PORTERS(ポインターズ)

静岡県焼津市の旧焼津漁港内にある「焼津PORTERS(ポインターズ)」は、使われなくなった漁具倉庫などの港湾施設をリノベーションして誕生した複合施設です。コワーキングスペース、フードコート、イベントスペースを備え、フリーランスや企業のサテライトオフィスとして利用されるだけでなく、地域住民や観光客が集う新たなランドマークとなっています。

本事例の特徴は、水産業の縮小に伴い発生した「港の遊休不動産」を、ITワーカーやクリエイターといった全く異なる業種の人々が集う「ワーケーション拠点」へとアップサイクルしている点です。海を目の前にした開放的なロケーションを最大限に活かし、都市部にはない非日常的な就労環境を提供しています。

SeaGraphの視点では、衰退しつつある漁港エリアに新しい人の流れ(関係人口)を生み出す、効果的なエリアリノベーション事例であると考えられます。特に、港湾施設という特有の無骨なハードウェアを活かしながら、最新の働き方というソフトウェアを実装することで、地域経済に新たなレイヤー(層)を重ね合わせることができています。

今後は、入居するITワーカーと地元の水産加工業者などが交わり、水産業のDX化や新しいシーフード商品の開発など、異業種交配によるイノベーションが具体的な事業としてどこまで産まれるかという点が期待されるでしょう。

 


 

出典:焼津PORTERS 公式サイト
https://yaizuporters.jp/