「はこビュン」鉄道インフラが物流ネットワークに。新幹線を活用した即日配送サービス

 

はこビュン

JR東日本グループの物流会社は、新幹線の速達性を活用した荷物輸送サービス「はこビュン」を展開しています。公式サイトによると、「駅にお持ち込みいただいたお荷物を、当日中に目的の駅にてお受け取りいただけます」とされています。法人向けの集荷配送型サービスと、事前予約不要で1個から利用できるサービスが用意されています。 

この事例の特徴は、旅客鉄道インフラを物流ネットワークとして再活用している点です。既存の列車ダイヤと駅機能を基盤に、小口から大口まで対応する高速輸送を実現し、都市間物流の新たな選択肢を構築しています。鉄道会社の資産を横断的に活用したプラットフォーム型の物流モデルといえます。

SeaGraphの視点では、この取り組みは鉄道インフラを「移動手段」から「時間価値を運ぶ物流基盤」へ拡張する点で先進的です。特に鮮魚や医療品など時間制約の強い貨物との相性が良く、地域産品の都市流通や災害時輸送などへの応用可能性も高いと考えられます。

今後は、荷物専用新幹線の運行や輸送量拡大などにより、鉄道物流の本格的な事業化が注目されています。トラックドライバー不足などの社会課題を背景に、鉄道を活用した高速大量輸送の役割が拡大する可能性があります。 

 


 

出典:ジェイアール東日本物流公式サイト
https://www.jrbutsuryu.jregroup.ne.jp/business/shinkansen.html