駅の宿ひらふ
「駅の宿ひらふ」は、北海道虻田郡倶知安町のJR比羅夫駅にある宿泊施設です。駅舎の旧事務室を宿として活用しており、駅舎2階の客室や駅舎隣のログコテージなどを備えています。宿泊のほか、食事の提供や送迎サービスも行っています。
本事例は、鉄道駅という交通施設の既存空間を宿泊施設として活用し、交通拠点としての機能だけではない滞在価値を生み出した点が特徴的です。新たな建物を建設するのではなく、既存施設の用途を組み替えることで、地域に残る場所そのものを観光資源として活用しています。
SeaGraphの視点では、人口減少や利用者減少によって役割が縮小する公共・交通施設を、別の用途と組み合わせて維持する考え方は、他地域にも応用可能であると考えられます。特に、駅舎や旧公共施設など地域固有の空間を宿泊・交流・観光と接続するモデルとして参考になると考えられます。
今後は、比羅夫駅を含む函館本線の山線区間を取り巻く交通環境の変化と、その中で駅舎や宿泊施設がどのような役割を担うのかという点に注目が集まるでしょう。また、既存施設を次の世代へ継承する仕組みについても注視されると考えられます。
出典:駅の宿ひらふ 公式サイト
https://hirafu-station.com