海のマーケット
「海のマーケット」は、株式会社潮風ホールディングスが取り組んでいる、漁師と消費者を直接つなぐ水産物の販売システムです。アプリで魚を予約し、消費者が港で受け取る仕組みで、参加漁協には販売補助手数料が支払われます。現在は実証に向けた準備が進められています。
本事例は、漁業者から消費者までの流通経路を短縮し、港での直接販売を通じて漁業者の所得向上と消費者の購入体験を同時に設計した点が特徴的です。さらに漁協を仕組みから排除せず、販売補助手数料によって収益面でも関与できる構造を設けています。
SeaGraphの視点では、地域の一次産業が抱える所得や流通の課題に対し、デジタル予約とリアルな港での受け渡しを組み合わせて解決を目指している点に価値があると考えられます。特定地域に限定されず「どこの港でも始められる」設計は、漁村ごとの水産物や観光資源と組み合わせられる点でも応用性があると考えられます。
今後は、実証テストを通じて実際の漁業者、消費者、漁協の三者にどのような効果が生まれるのかという点に注目が集まるでしょう。特に、直接販売による漁業者所得の向上、未利用魚の販売、港への来訪機会の創出など、サイトで示されている効果がどこまで実現するのかという点も注視されると考えられます。
出典:株式会社潮風ホールディングス 海のマーケット 公式サイト
https://shiokaze-hd.com