「純米吟醸 鹿折金山貯蔵酒」坑道で日本酒を熟成。独自ブランディングの取組@宮城県気仙沼市

 

純米吟醸 鹿折金山貯蔵酒

「純米吟醸 鹿折金山貯蔵酒」は、男山本店の創業110周年を記念して数量限定で販売された日本酒です。宮城県気仙沼市の国指定史跡「鹿折金山」の坑道を活用し、2022年11月10日から約1年間貯蔵・熟成を行いました。数量限定商品として販売され、鹿折金山保存会などと連携して企画されています。

本事例は、歴史的な産業遺産を酒の熟成環境として活用し、地域資源と地場産業を結び付けた点が特徴的です。単に地域名を商品へ付加するのではなく、地域の文化財や歴史的価値を製造工程へ取り入れることで、商品の独自性と地域のストーリーを同時に発信する仕組みを構築しています。

SeaGraphの視点では、本事例は未利用となっている地域資源を新たな付加価値へ転換した事例であると考えられます。自然環境や文化財をブランド形成に生かす手法は応用可能であり、製造工程へ組み込むことで地域との結び付きを明確にしている点が優れていることから、観光振興や地域ブランドの向上にも波及効果が期待できると考えられます。

今後は、鹿折金山を活用した商品の継続的な展開や、酒蔵見学・史跡見学を組み合わせた観光コンテンツへの発展に注目が集まるでしょう。地域資源を活用した高付加価値商品の創出が進むことで、地域経済への波及や文化財の活用促進にもつながることが期待されると考えられます。

 


 

出典:男山本店 公式サイト
https://www.kesennuma.co.jp/677