東海道ルミエールエクスプレス
「東海道ルミエールエクスプレス」は、東海旅客鉄道株式会社が運行する、東海道新幹線を活用した特別列車です。東京駅・品川駅・新横浜駅を22時台に出発し、岐阜羽島駅で夜間停車した後、京都駅および新大阪駅へ翌朝到着するスケジュールで販売されます。
本事例は、高速鉄道インフラの夜間時間帯を活用し、移動手段としてだけでなく宿泊に近い滞在時間の創出につなげた点が特徴的です。従来は移動効率が重視されてきた新幹線において、車内滞在そのものを商品化し、新たな需要の開拓を目指した取り組みであるといえます。
SeaGraphの視点では、本事例は既存インフラの稼働していない時間帯に新たな価値を創出する取り組みとして優れた事例であると考えられます。地方の観光列車や夜行バスとは異なり、高速鉄道ネットワークを活用して都市間移動と宿泊代替機能を組み合わせた点は先進的であり、他地域における鉄道資産活用のモデルケースとなる可能性があると考えられます。
今後は利用者の満足度や販売実績に加え、定期的な運行への発展可能性に注目が集まるでしょう。また、夜間の車両・駅設備の活用による収益向上や、観光需要の分散化にどの程度寄与するかについても関心が集まると考えられます。
出典:東海旅客鉄道株式会社 プレスリリース
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000045694.pdf