「e.f.t. College of Arts」アートから居場所づくりまで。学校教育を超えた学習拠点@奈良県天理市

 

e.f.t. College of Arts

「e.f.t. College of Arts」は、奈良県天理市で整備が進められている新しい教育拠点です。アートスクール「アトリエe.f.t.」の実践を基盤に、こどもの主体的な学びと大人の価値観更新を目的とされています。施設にはアトリエ、研修室、木工室、相談室、オープンキッチン、菜園などを備え、教育・福祉・地域をつなぐ活動を展開する計画となっています。

本事例は、学校教育のみを対象とするのではなく、こども・保護者・地域住民・行政を含む学びの生態系全体を再設計しようとしている点が特徴的です。アートや創造活動を媒介に、居場所づくりから学習支援、地域コミュニティ形成までを一体的に扱うことで、教育を地域の共通基盤として再構築しようとする取り組みであるといえます。

SeaGraphの視点では、本事例は不登校支援やオルタナティブ教育の枠を超えた「地域共育モデル」の事例であると考えられます。全国ではフリースクールや居場所事業が個別に展開されることが多い一方、本プロジェクトは教育・福祉・地域コミュニティを統合的に設計している点に独自性があり、持続可能な教育インフラとして他地域へ波及する可能性を持つ事例であると考えられます。

今後は、開校後にどのような学習成果や地域コミュニティ効果が生まれるのかという点に注目が集まるでしょう。また、不登校や学びの多様化に対応する新たな教育モデルとして、公教育や地域福祉との連携がどこまで発展するかも重要な検証ポイントとなりそうです。

 


 

出典:e.f.t. College of Arts 公式サイト
https://www.coa.eft-art.jp