「TYPELESS(タイプレス)」都市空間の余白をアーティストの挑戦の場に変える@東京都渋谷区

 

TYPELESS(タイプレス)

一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントが主催する「TYPELESS(タイプレス)」は、渋谷駅周辺の工事用仮囲いや柱などを活用し、アーティストに作品発表の場を提供する公募型アートプロジェクトです。2023年に始動し、直近の「Vol.3」では渋谷マークシティ前の柱巻を舞台に多様な作品が展開されています。

本事例の特徴は、大規模再開発に伴い発生する「景観のノイズ(無機質な工事壁や柱、落書きの標的になりやすい場所)」を、アーティストの表現空間へと鮮やかに転換している点です。都市のネガティブな要素を逆手にとり、街の賑わいとクリエイター支援を同時に実現しています。

SeaGraphの視点では、ハード整備(建設)が続く都市空間において、ソフト(アート・文化)の力で歩く楽しさ(ウォーカブル)を創出する手法であると考えられます。実際に落書きの減少といった行動変容の兆しも見られており、再開発を控える全国の他都市への波及効果も大いに期待できます。

今後は、こうした仮設空間でのアート展開が、完成後の都市インフラにどのように常設・統合されていくのかが注目されます。また、地元企業やブランドとの協賛連携による持続可能なエコシステムの構築も重要な焦点となるでしょう。

 


 

出典:TYPELESS 公式サイト
https://shibuyaplusfun.com/news/detail/?cd=000183