「サガハツ」高架下が商業施設に。通過空間を滞在価値のある場へ転換@佐賀県佐賀市

 

サガハツ

JR九州ビルマネジメントが、佐賀駅高架下西側約2800㎡をリニューアルし、飲食や物販を中心とした商業施設「サガハツ」を2023年4月に開業しました。14〜17店舗が出店し、歩行者通路や改札の再整備も行われました。

本事例は、既存インフラである鉄道高架下空間を再編し、交通結節点に商業・滞在機能を重ねることで都市の回遊性を高める点に特徴があります。単なる商業集積ではなく、通行導線と一体化した空間設計により、日常利用と観光利用の双方を取り込む構造となっています。

SeaGraphの視点では、交通結節点の「通過空間」を「滞在価値のある場」へ転換している点が優れていると考えられます。特に高架下という制約空間を半屋外的なオープンスペースとして活用した点は、他地域の駅再開発にも展開可能であり、地方都市における低コストな都市更新モデルとして社会的インパクトを持つ事例です。

今後は、イベント活用や周辺施設との連携による回遊性のさらなる強化が注目されるでしょう。特に新幹線開業など広域交通との接続を踏まえ、駅を起点としたエリア全体のにぎわい創出へどの程度波及するかという点も焦点となると考えられます。

 


 

出典:JR九州ビルマネジメント 公式サイト
https://www.jrkbm.co.jp/sagaeki-koukashita/