「スマートポール」交差点の車両や歩行者を検出。情報機器を搭載した多機能型電柱

 

スマートポール

「スマートポール」は、道路空間に通信やセンシングなどの機能を組み込み、交通安全や災害対応、見守りなどへの活用を目指す路車協調型のインフラです。ITS Japanでは、スマートポールの社会実装に向けて、自転車事故削減システムの実装やガイドラインの更新、事故削減・災害対応・見守り支援などへの使用機会拡大を進めています。

本事例は、街路上の電柱を単なる照明や標識の設置場所としてだけではなく、情報を収集・伝達するための多機能なインフラとして活用している点が特徴的です。道路空間に通信・センシング機能を組み込むことで、交通状況や周辺環境に関する情報を取得し、複数のサービスに活用できる基盤として設計されています。

SeaGraphの視点では、スマートポールの重要性は、個別の機器を追加するのではなく、既存の道路空間そのものをデジタル化できる点にあると考えられます。交通安全だけでなく、災害時の情報伝達や地域の見守りなどへ機能を拡張できれば、一つのインフラを複数の地域課題に利用できる可能性があると考えられます。

今後は、スマートポールが実際の道路環境においてどのような情報を取得し、どの程度リアルタイムに通信・活用できるのかという点に注目が集まるでしょう。また、交通安全、災害対応、見守りなど異なる用途を一つのインフラでどこまで統合できるかという点も重視されると考えられます。

 


 

出典:ITS Japan 公式サイト
https://www.its-jp.org/katsudou/5coop-smart/

https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/210802_004874.html