涙目シール
「涙目シール」は、ファミリーマートが導入する、消費期限が近い商品の値下げ販売に使用するシールで、食品ロス削減の取り組みを進めています。涙目シールの導入により、値下げ商品の販売率が向上し、その結果として食品ロス由来のCO₂排出量が約10%削減されたと報告されています。
本事例は、価格訴求だけではなく、利用者の感情に働きかけるデザインを活用することで、日常の購買行動を社会課題の解決へ結び付けた点が特徴的です。新たな設備投資を伴わず、既存の販売オペレーションの中で食品ロス削減を促進する仕組みを構築しています。
SeaGraphの視点では、本事例は消費者の心理を活用したナッジ型の環境施策として優れた事例であると考えられます。特に、店舗運営を大きく変更せず実施できるため導入のハードルが低く、他業種や地域の小売事業者へも応用しやすい点が社会的な波及効果につながると考えられます。
今後は、「涙目シール」による食品ロス削減量や温室効果ガス削減効果の継続的な検証に加え、利用者の購買行動への影響や他の商品カテゴリーへの展開、他の小売事業者への普及が進むかどうかという点に注目が集まるでしょう。
出典:ファミリーマート 公式サイト
https://www.family.co.jp/sustainability/material_issues/environment/circulation/fm_teary-eyed_sticker.html?stop