ホテルの“もったいない”食品を動物たちのおやつに
横浜市は、市内ホテルでビュッフェ提供後に消費されなかったパンや果物を、よこはま動物園ズーラシアの動物のおやつとして活用する取組を令和8年6月から継続実施します。ホテル3社、運搬事業者2社が連携し、「飼育員のとっておきタイム」で提供するほか、食品ロス削減の普及啓発も行います。
本事例は、食品ロス対策を廃棄物削減だけで完結させず、ホテル、運搬事業者、動物園、行政が連携する循環型の地域ネットワークとして構築した点が特徴的です。資源循環と環境教育を組み合わせることで、市民が身近な体験を通じて持続可能な消費行動を考える機会を創出しています。
SeaGraphの視点では、本事例は未利用食品を福祉や飼料利用へ回す従来型の食品ロス対策に加え、動物園という教育・集客機能を持つ施設を活用した点が優れていると考えられます。資源循環を見える化することで市民理解を促進しており、地域資源を活用した環境教育モデルとして応用可能性が高い取組であると考えられます。
今後は、参画するホテルや事業者の拡大に加え、他の動物園や観光施設への展開、食品ロス削減効果の定量的な検証が注目されます。また、横浜市資源循環推進プラットフォームを通じた新たな資源循環プロジェクトの創出や、官民連携による循環型都市づくりの発展につながる可能性があると考えられます。
出典:横浜市 プレスリリース
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/shigen/2026/202606zoorasia.files/0003_20260611.pdf