SAPPORO CULTURE FARM/凹場 anaBa
「SAPPORO CULTURE FARM(サッポロ・カルチャー・ファーム)/凹場 anaBa」は、三菱地所の北海道ビル跡地(札幌市中央区)を活用し、一般社団法人SAPPORO PLACEMAKING LABOとNoMaps実行委員会が共催する仮設型複合拠点です。施設では農とアートをテーマとした都市型カルチャーファームとして運営される予定となっています。
本事例は、再開発までの未利用期間を単なる空地として維持するのではなく、市民参加型の農・食・文化活動の場として活用した点が特徴的です。民間企業、地域団体、行政が連携しながら都市空間の価値創出を図る、公民連携による暫定活用モデルとなっています。
SeaGraphの視点では、本事例は都心部の低未利用地を地域資源へ転換する先進的な取り組みであると考えられます。地方都市では再開発予定地が長期間活用されないケースも少なくありませんが、本プロジェクトは農やアートを媒介に市民活動を誘発している点が優れており、人口減少や中心市街地の空洞化に直面する他地域においても応用可能性の高いモデルであると考えられます。
今後は、施設利用者数や周辺エリアへの回遊効果、コミュニティ形成への寄与に注目が集まるでしょう。また、再開発前の暫定利用にとどまらず、都市農園や文化活動が継続的な都市経営の仕組みとして定着するかどうかという点も重要な評価ポイントになりそうです。
出典:三菱地所株式会社 プレスリリース
https://www.mec.co.jp/news/detail/2025/09/05_mec250905_sapporo_culture_farm