アウトドアライブラリー
「アウトドアライブラリー」は、URBAN PICNICが運営し、神戸市の東遊園地で楽しめる私設図書館で、市民が1人1冊ずつ本を寄贈することで成り立っています。本の貸出は行っておらず、利用者は公園内の敷地内で自由に読書を楽しむ仕組みとなっています。
本事例は、公共空間の中に市民の自発的な寄贈による共有財産を構築し、場所の価値を高めている点が特徴的です。本を媒介として個人と公園をつなぎ、特定の建物に依存しない柔軟な滞在空間とゆるやかなコミュニティの形成を実現しています。
SeaGraphの視点では、蔵書管理のコストを抑えつつ市民の愛着を醸成する優れたスキームであると考えられます。大規模な施設整備を伴わないため他地域の広場や公園への応用可能性も高く、パブリックスペースの利活用における持続可能なモデルとして大きな社会的インパクトを持つと考えられます。
今後は、寄贈された本を通じた利用者同士の自発的な交流がどのように発展していくのかという点に注目が集まるでしょう。また、季節や天候に左右される屋外環境において、蔵書の維持管理と空間の魅力をどのように持続させていくのかも重要なテーマとなりそうです。
出典:URBAN PICNIC アウトドアライブラリー 公式サイト
https://urbanpicnic.jp/outdoorlibrary/