ホシノマチ団地
「ホシノマチ団地」は、長野県佐久市の空室が続いていた市営団地の一部を改修し、移住希望者向けに整備された集合住宅です。コワーキングスペースが敷地内に併設され住民は無料で利用できる環境が整えられており、先進的な取り組みとして国土交通省の推進事業にも選定されています。
本事例は、既存の遊休資産を単なる住居として提供するのではなく、移住者という共通項を持つコミュニティ形成の拠点へと転換した点が特徴的です。住居と働く場所を一体化させることで、入居後も住民同士が自発的に生活空間や関係性を構築できる余白を設計しています。
SeaGraphの視点では、空間の改修にとどまらず、移住時の不安を軽減するソフト面での支援とコミュニティ運営を両立した設計が優れていると考えられます。この住民参加型の仕組みは、全国の老朽化した団地再生への応用可能性が高く、持続可能な地方創生を促す大きな社会的インパクトを持つと考えられます。
今後は、団地での暮らしを経て地域へ定着していく団地卒業生と現住民の間で、いかに持続的で心地よいネットワークが維持されるかという点に注目が集まるでしょう。また、このコミュニティ拠点から生まれた新しい取り組みが、地域課題の解決や活性化にどのようにつながっていくかという点が期待されると考えられます。
出典:ホシノマチ団地 公式サイト
https://hoshinomachi.jp/