TENOHA男鹿(テノハおが)
東急不動産が秋田県男鹿市の駅前に開業した「TENOHA男鹿(テノハおが)」は、民間企業の旧事務所ビルをリノベーションした地域交流拠点です。だれもが自由に休憩や勉強ができるオープンスペース「みんなのリビング」を中心に、高速Wi-Fiを完備したシェアオフィス、会議室などを備えています。同社が周辺で進める洋上風力発電などの再生可能エネルギー事業と連動した、地域共生プロジェクトの一環として整備されました。
本事例は、都心の巨大デベロッパーが地方に進出する際、単に発電所などのハードを建設するだけでなく、地域住民や地元企業とフラットに交わるための「ソフトの拠点(コミュニティスペース)」を駅前の一等地に設けている点が特徴的です。
SeaGraphの視点では、これは大規模開発における「地域との合意形成」や「地元還元」のあり方をアップデートする、先進的なESG投資・CSVのモデルであると考えられます。テレワーク拠点として外からのワーカーを呼び込みつつ、地元学生の自習室としても機能させることで、世代や地域を超えた偶発的な出会いを設計しています。
今後は、この施設をハブとして、都心の企業群と秋田の地元事業者との間でどのようなオープンイノベーション(新事業)が創出されるかという点が、プロジェクトの成功を測る指標となるでしょう。
出典:TENOHA男鹿 公式サイト
https://www.tenoha-oga.com