「立ち呑みBOOKS」本と対話を媒介にした交流空間の実践@広島県広島市

 

立ち呑みBOOKS

「立ち呑みBOOKS」は、紙屋町シャレオやひろしまゲートパークなどの広島県広島市の中心部で不定期に開催されている企画です。出版社が運営し、本を片手にお酒を飲みながら、人と本が出会う場をコンセプトに、書籍販売や飲食提供、イベント開催などを行っています。

本事例は、書店・飲食・コミュニティ形成を分離せず、一体的な場として再構築している点に特徴的です。本を購入する場所ではなく、本を媒介に偶発的な会話や関係性を生み出す「滞在型文化空間」として設計されています。

SeaGraphの視点では、本事例は縮小傾向にある地域書店の役割を「販売拠点」から「関係人口形成装置」へ転換している点が優れていると考えられます。全国的に独立系書店は増加していますが、アルコール提供と立ち飲み文化を組み合わせることで、読書行為の心理的ハードルを下げている点は独自性があり、今後は観光・移住促進施策との連携も期待できると思われます。

今後は、イベントアーカイブや選書データを活用したオンライン展開、他地域でのポップアップ開催、地域クリエイターとの協働企画などが注目されるでしょう。また、小規模文化拠点として地域コミュニティに与える継続的な影響も重視されると考えられます。

 


 

出典:立ち呑みBOOKS 公式サイト
https://janisoku.wixsite.com/tachinomibooks