「よこらぼ」町全体を実証実験フィールドとして開放する官民連携事例@埼玉県横瀬町

 

よこらぼ

埼玉県横瀬町が運営する「よこらぼ」は、企業や個人が持つ新しいアイデアやプロジェクトを町をフィールドにして社会実装・実証実験できる仕組みです。2016年の開始以来、AI活用や新しいモビリティなど150件以上のプロジェクトが採択されており、直近では起業・創業に向けた補助金を伴う「起業支援型よこらぼ」も展開されています。

本事例の特徴は、自治体自身が「日本一チャレンジする町」を掲げ、法的なサポート(特区申請など)や町民とのマッチングといった行政権限・地域資源をオープンに提供している点です。町全体を「巨大な実験室」として位置づけ、外部の知見や資本を積極的に取り込んでいます。

SeaGraphの視点では、少子高齢化・人口減少という地方特有の課題を、シビックテックやスタートアップを誘致するための強みに反転させた極めて戦略的なモデルです。いわゆる巨額のハコモノ投資に頼らず、プロジェクト単位で関係人口を創出し、町の魅力をアップデートし続ける構造は社会的インパクトが大きいと考えられます。

今後は、実証実験(PoC)にとどまらず、採択された事業がいかにして町内での持続的な雇用創出や税収増といった具体的な経済効果に結びつくかという点が注目されるでしょう。他の地方自治体にとっても、持続可能な行政経営のベンチマークとなるでしょう。

 


 

出典:よこらぼ 公式サイト
https://yokolab.jp