「Well-Moving City SAPPORO 2045」ウォーカブルシティの推進事例@北海道札幌市

 

Well-Moving City SAPPORO 2045

「Well-Moving City SAPPORO 2045」は、札幌市が2026年3月に策定した都市空間ビジョンです。都心・地域交流拠点・住宅市街地を対象に、ハード・ソフト両面からウォーカブルシティの実現を進め、5つの重点方針やリーディングプロジェクトを設定しています。

本事例は、歩行環境の整備を単独の道路政策として扱うのではなく、健康、安全・安心、交流・にぎわいなど複数の都市課題と結び付け、都市空間全体のあり方として再構成した点が特徴的です。また、庁内横断の推進体制に加え、産学官民がまちづくりに関わる「Well-Moving Network」を設立しています。

SeaGraphの視点では、ウォーカブルという個別テーマを、地域の健康や公共空間、コミュニティ形成など複数の政策領域をつなぐ共通基盤として位置付けている点に価値があると考えられます。特に行政内部だけでなく、民間や市民を巻き込む仕組みは、継続的な地域活動につなげる上で特に参考になる事例であると考えられます。

今後は、ビジョンを具体的な施策へ落とし込む「Well-Moving推進プログラム」の策定や、産学官民が参加する「Well-Moving Network」の活動結果に注目が集まるでしょう。また、パブリックスペース活用ガイドラインなどを通じて、公共空間を活用した実践がどのように広がるかも焦点となります。

 


 

出典:札幌市 Well-Moving City SAPPORO 2045
https://www.city.sapporo.jp/kikaku/shomu/walkable/top.html