WAONAS(ワヲナス)プロジェクト
「WAONAS(ワヲナス)プロジェクト」は、日本毛織株式会社(ニッケ)が2024年10月に開始した、使用済みウール衣料品を回収・再生し、再び衣料品として利用する取り組みです。2030年までに再生ウール繊維を使用した制服10万着の販売を目指しています。
本事例は、使用済み衣料を産業資材などへ再利用する従来のリサイクルに加えて、ウールを再び糸・生地・衣料へ循環させる仕組みを構築した点が特徴的です。回収から再生、製品化までを複数の主体が担う循環モデルとして設計されています。
SeaGraphの視点では、廃棄物を処理するだけでなく、使用済み製品を再び同じ用途の製品へ戻すことで、資源循環と製品価値を接続している点に価値があると考えられます。特に学校制服のように回収対象と利用者を明確に設定できる分野では、地域や企業単位で循環の仕組みを構築する際の参考になると考えられます。
今後は、2030年までに掲げる循環型制服10万着の販売目標に向けて、衣料品の回収・処理ルートをどのように拡大するかという点に注目が集まるでしょう。また、駒場学園高等学校で実施された循環型制服の実証を起点として、企業や学校などとのパートナーシップがどのように広がるかという点も注視されると考えられます。
出典:日本毛織株式会社 プレスリリース
https://www.nikke.co.jp/admin/wp-content/uploads/2024/09/20241001WAONAS-1.pdf
https://www.nikke.co.jp/business/Lines_1/waonas/index.html